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リバースモーゲージ活用術 Vol.3 老人ホーム入居資金をリバースモーゲージで調達!

リバースモーゲージ 活用
老後の生活を考えるとき、家族に迷惑をかけないようにと、老人ホームへの入居を検討される方も多いかと思います。
しかし、入居一時金などの「費用」が気にかかる方もおられるのではないでしょうか。
そこで今回は、現在の老人ホーム事情と入居にかかる費用、その費用を準備する方法などについてご紹介します。

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■選択肢豊富な現在の老人ホーム事情
■介護付有料老人ホームのメリット・デメリット
■リバースモーゲージで入居資金を得て、自宅を賃貸化?!
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選択肢豊富な現在の老人ホーム事情

総務省統計局「明日への統計2018」によると、1世帯あたりの平均人数は2.33人、また「単独世帯」(世帯人員が1人の世帯)は全体の34.6%となっています。このことから、老後生活は夫婦二人で、または単身で過ごすというのが実態のように思われます。

また厚生労働省の発表によると、2016年度の「平均寿命」は女性87.14歳・男性80.98歳で、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」は女性74.79歳・男性72.14歳となっています。平均寿命と健康寿命の差は平均で女性12.34年・男性8.84年の計算となり、この間は日常生活に制限のある期間、介護や医療などの補助が必要となる期間となるわけです。

このことをふまえると、子供たち家族に迷惑をかけないように老人ホームへの入居を考える方も多くなってくることと思います。実際、そのようなニーズを受け、現在では老人ホームの多様化も進み、身体の状態や価値観にあわせて入居する施設を選択することができるようになっています。

○主な老人ホームや高齢者住宅の種類
・サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
主に自立状態にある方や、要介護度の高くないお元気な方を対象としています。バリアフリー化の進んだ賃貸マンションのイメージです。日中は看護師や介護福祉士などの有資格スタッフが常駐しており、夜間でも迅速な対処のある安否確認サービスと生活相談のサービスが提供されます。

・介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
要介護者を対象とした有料老人ホームです。介護サービスが義務付けられた施設で、介護スタッフが24時間常駐しています。要介護度が高い方の対応も可能です。

・介護付有料老人ホーム(外部サービス利用型特定施設入居者生活介護)
要介護者を対象とした有料老人ホームです。介護サービスは委託先の介護サービス事業所から提供されます。一般型特定施設入居者生活介護と住宅型有料老人ホームを組み合わせた形となっており、安否確認やケアプラン作成などは有料老人ホームの職員が行います。

・住宅型有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅と介護付有料老人ホームの中間のポジションになるのが住宅型有料老人ホームです。
自立されている方も、要介護の方も入居でき、食事や生活支援などのサービスを受けることもできますが、介護サービスは訪問介護などの外部サービスを利用する形になります。

・特別養護老人ホーム(特養)
特別養護老人ホーム、いわゆる特養は、在宅での日常生活が困難になった要介護3以上の方を対象とした施設です。入居一時金が不要で、月々の利用料金が安いという特長があります。そのため人気が集中しており、1年以上の入居待ちも珍しくないようです。
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介護付有料老人ホームのメリット・デメリット

要支援1という軽度の介護状態から入居ができる介護付有料老人ホームは、入所対象となる方の条件幅が広いため、検討される方も多いかと思います。

そこで介護付有料老人ホームのメリットとデメリットをまとめてみました。

○介護付有料老人ホームのメリット
・介護費用が定額制である
介護費用は月額の利用料に含まれており、定額制なので「介護サービスの自己負担額がどんどんかさんでいく」といった介護費用面での不安がありません。

・特定施設入居者生活介護に指定された有料老人ホームであれば、24時間体制で介護ケアが受けられる
なんと言っても介護スタッフが常駐し、24時間体制で介護ケアが受けられるという安心感が最大のメリットです。

・特養に比べ入居しやすい
特養は要介護3以上という入居条件はありますが、入居一時金なし、月額費用が安いというメリットがあるため競争率が高く、1年以上の入居待機者が珍しくないほど入居するのが困難なことが多くなっています。
それに比べ介護付有料老人ホームの場合は入居待機者が少なく、比較的入居しやすいようです。

○介護付有料老人ホームのデメリット
・入居一時金、月額費用が高額なことが多い
通常の敷金礼金で済むサービス付高齢者向け住宅や、入居一時金のかからない特養に比べ、介護付有料老人ホームの入居一時金は数百万円から時には数千万円になることもあり、また月額費用も30万円を超えることも珍しくありません。この「入居一時金と月額費用をいかにまかなうか」という点が、介護付有料老人ホームの最大の問題のようです。

・デイサービスなど、外部の介護サービスを利用することができない
介護付有料老人ホームの場合、外部の介護サービスを利用することが基本的にできないため、自分の希望する介護事業者を組み合わせて利用するといった柔軟な方法が取れない点もデメリットとなります。
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リバースモーゲージで入居資金を得て、自宅を賃貸化?!

高齢になり介護状態になっても家族に迷惑はかけたくないと考えられている方も多くおられることと思います。しかし老人ホームの高額な入居一時金と月額費用の準備もなかなか大変です。
そのような状況で活用したいのが「リバースモーゲージ」です。自宅を担保にして金融機関から融資を受ける方法で、融資を受けたお金は毎月少しずつ受け取ることもできますし、まとめて受け取ることも可能です。
自宅を売却する必要がないので、老人ホーム入居後、自宅を賃貸化して毎月家賃収入を得ることもできます。融資を受けたお金を介護付有料老人ホームの入居一時金に、毎月の家賃収入を月額費用にあてることができるようになります。

たとえば、老人ホームの入居資金に500万円かかる場合、自宅を担保に500万円を借り入れて老人ホームの入居資金に活用すると、毎月のご返済額は12,500円程度です。

  500万円×年利3%(参考金利)÷12ヵ月=12,500円

さらに、老人ホームに入居後、自宅を賃貸化した場合、毎月家賃収入が150,000円とすると毎月ご返済額の12,500円を引いた137,500円が手元に残ることになります。

  毎月家賃収入150,000円 − 毎月ご返済額12,500円=137,500円

また、融資を受けた元本の返済は契約終了時(通常は契約者のお亡くなりになったとき)まで不要ですので、契約終了時までは老人ホームの月額費用も、融資元本の返済も気にすることなく、老後も充実した人生を送ることができます。

契約者がお亡くなりになった後も、ご家族が相続された自宅を売却することで元本を返済可能です。
たとえば、先述の例では融資金500万円の元本がありますが、契約者がお亡くなりになった後、息子が相続された自宅を3,000万円で売却して、そこから500万円の元本を返済。残りの2,500万円は相続できますので残された家族も安心です。

安心・快適な老後生活プランのため、老人ホーム入居資金が必要となった場合に、リバースモーゲージの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
リバースモーゲージ 活用


【出典元】
総務省統計局 明日への統計2018
厚生労働省 健康寿命の延伸・健康格差の縮小

【参照元】
高齢者の住まいの種類 有料老人ホームご案内ネット
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